Apr 14, 2015

ケーブルを忘れた。やはり忘れた。

大阪からの帰路、メールが入った。昨夜は和服姿で女将さん風に、それでいていつも通りのシャープな眼光を飛ばしていたナカドウさんから。
「誰かのと違いますか?」と。
僕がギターのケーブルをシネマチックサルーンに忘れたみたい。

「あ、これ忘れるパターンだ。」と思ったのは覚えている。

というのも、楽屋に使わせてもらっているナカドウさんの美容室で、着替えながらトイ森松氏と、たぶん誰かの悪口で盛り上がっていたときのこと。
トイさんが、地べたに放ってあった僕のケーブルをサラッと綺麗に巻いて、横にあった棚に置いてくれたのだ。トイさんが話しながら一連の動作をさりげなくやるものだから、お礼を言うタイミングも逃してしまった。

いつも、忘れものチェックは、床をサッと眺めるだけで、棚の上までは見ないもんな。というところまで思い浮かべて「忘れそうだ」と。
そして、案の定、忘れてきたのだった。

この際なので、「まるで飼い犬のよう」と言われ続けた1.5メートルのケーブルを卒業して、3メートルのにしよう。自由を手に入れよう。半径が倍になれば動ける面積は4倍だ。三次元的に言うなら、自分の身長よりはるかに高い所まで届くではないか。たぶん、マーシャル三段積みの上からジャンプすることも出来るはずだ。

と、すでに、むしろ少しワクワクしながら、ハイエースの後部座席で検索を始めているワダマンボでした。