Feb 1, 2015

最悪の気分の朝だった。

 特攻隊も、自爆テロも、愛するもののため、信念のためである、と描かれれば、美しく尊い行為になってしまう。空爆で失われた命も、処刑と称し惨殺された命も、等しく、罪なく奪われてしまった命であるということも忘れてはならない。

 銃やナイフを手にした、狂っているとしか思えない奴らも、そのきっかけは身近なひとを奪われた怒りなのかも知れないのだ。

 負の感情は利用されます。知らず知らずに。人々の悲しみ、憎しみ、怒りは、復讐へと導かれる。そして繰り返される。気をつけて踏みとどまらないと。

 金や、地位や、名誉の為に。操る人間にとっては、身近じゃない命なんて、恐らくはなんとも思っていないのだから。

 僕らだって、ほんの数週間まえまで、遠い異国のことだと思っていたじゃないか。