Sep 12, 2016

下北バスキング~吉祥寺SP盤

 日曜日のお昼は、下北沢の路地裏で以前にも呼んでもらった『やなかまストリート・マーケット』というイベントでアンディと二人でライヴでした。とてもアットホームなイベントで、手作りのパンやヨーヨー釣りがあったり。そんな中、路上で歌うのが気持ちよくて。日常の音楽って感じで、リラックスして楽しみました。関わってくれた皆さん、足を止めて聴いてくれた皆さん、ありがとう。ありがとう。

 ライブ後、下北でカレーを食べたあと吉祥寺へ。バオバブで『SP視聴会〜78回転の空飛ぶ円盤』という恒例のレコード鑑賞イベントに参加です。山名昇さん、Daddy-Uさん、奥村知行さん、石田秀明さん、という錚々たる大先輩たちに交じってSP盤をかけて語る会ももう三回目。今回、ワダ・コーナーは和モノ中心というか、リサイクル屋で見つけた盤ばかりを並べてみました。

 その中の一曲について、です。女性シンガー、アーサー・キットによる童謡「証城寺の狸囃子」の英語カヴァー、“Sho-Jo-Ji”。
1955年の録音。アーサ・キットに関して僕は詳しくなかったけど、“Sho-Jo-Ji”と言えば、ライオネル・ハンプトン楽団の63年の初来日時のラ イヴ盤でやっていて、すごい昔によく聴いていたのだ。なんで、よりによってこんな曲やってんのかなぁ、とか思ったけれど、このアーサー・キットのがヒット して耳にしていたのかなぁ、と思ったり。

帰宅して、まだ気になったもんで、もう少し検索してみたら、アーサー・キットより古い“Sho-Jo-Ji”を見つけた。名ドラマー、ジーン・クルーパーの1952年の、やはり来日時のセッション。へぇ...

 このような推測だったり妄想だったりを、山名さんはじめ先輩方々とあれやこれや話すのが、とても楽しいのですねぇ。