Feb 26, 2015

小西英理+ワダマンボ+森俊也

代官山WGTにて、小西英理+ワダマンボ+森俊也。お越しいただいた皆さん、ありがとう。ありがとう。

ランキンさんの乱入、セカンド・セットでは、伊勢さんがヴォーカル、アフリカ帰りのバオバブ・ヨースケ氏も獲れたて、汚れたまんまのアフリカ・レコードを沢山持ってきてDJで参加してくれまして、なんとも豪華な夜でした。まだまだ若手だった43歳のわたくしです。

ヨースケ氏のかけるレコードを聴きながら、皆で話したりしたのも楽しかったなぁ。60~70年代のアフリカの音にキューバのリズムの影響とか、リズム&ブルースへの憧れみたいなのが見え隠れして、「へぇ~」とか。実際に聴きながら、あぁだこうだと語り合うのは良いすね。音楽バカ全開で。

ランキンさんが、「レコードが、音楽が、旅してたんだねぇ」 と。あぁ、ロマンだ。すてきな言葉でありました。








Feb 23, 2015

小西英理+ワダマンボで代官山です。

チャチャマンボ(小西英理+ワダマンボ)なる二人組で、英理ちゃんとご一緒させて頂いています。

2/24は代官山 WEEKEND GARAGE TOKYOにて投げ銭ライブがありますので、皆様ぜひぜひ。天井が高くてよく響く、僕の好きなお店です。生ピアノがあるのもすてきですね。
今回は、ベースに森俊也さんをお迎えしてトリオ編成で。最高に楽しみです。

英理ちゃんと、旦那さんのバクさんとは、奇遇にもご近所でして。そんなご縁で、ここ数年たびたびご一緒させて頂いています。ずっと顔見知りだったし、共演も多かったですが、一緒に演奏するとは思ってもみなかったなぁ。
そんなこんな。ご近所だったのいうのがきっかけではありますが、なにより、英理ちゃんの行動力が諸々を実現させてくれています。
「今度遊びに行く―!セッションしよう!」とか。「ライブ、決めてきたからー」とか。「森さんにベース弾いてもらうことにしたー」とか。モジモジと躊躇しない感じが素晴らしい。

キング・オブ・引っ込み思案なワタクシは、本当に尊敬してしまうのです。

ピカントでリハーサルを重ね、面白い音が出来上がっています。どうぞどうぞ、よろしくお願いいたします。

ご近所さんバンザイ。

動画は、変な楽器を弾く小西英理さん。





Feb 21, 2015

机のまわりを数百周…

チラシの折り込みを頼んだり、頼まれたりする際に、必ずアタマをよぎる思い出があります。

もう、十数年まえ。たぶん、地域のお祭りかなんかだったと思う。会場に到着して、実行委員らしき方に「今度やるライブのチラシを…」とお願いしたところ、「折り込みは、ご自分でお願いしています。あちらのテーブルへ」と、会場の隅に案内されました。

長机が5つくらい並べられ、大きな正方形ができていて、その正方形の各辺には、ぐるりと20種ほどのチラシが並べられています。僕のチラシもその列に加えられました。

実行委員の方が説明している最中に到着したので、よくわからないままチラシ持参者らしき人々の後ろに並んだのですが。

「では、はじめまーす!時計回りでお願いしまーす!」という実行委員の合図とともに、列が動き始めました。そう。チラシ持参者がチラシ全種を一枚ずつピックアップして束を作り、出来上がったものを中央に積んでゆくという、一見平等のようでいて、果てしなく不効率な作業です。

「これって、みんなで机を数百周まわるってことですよね?絶対、他にやりようがありますよね?」

あまり、初対面のひとに話しかけたりしないタイプの僕ですが、さすがに前に並んでいたひとに同意を求めてしまいました。

「ですよね〜。でも、もう始まっちゃいましたからねぇ」と。

なんて不甲斐ない答えだ。このモヤシッ子め。一緒に立ち上がろうぜ、ブラザー…と言えなかった自分もまた不甲斐ないではないか。

結局、イベント開場前にクタクタになってしまったわけです。手首とか変な具合いになってしまって。

それでも、なんかよくわからない達成感みたいなものがあって、結束は深まったような。

あれが、絆ってヤツなのだろうか。

写真は、全くカンケーないのですが、カバンも刷ってみました。

DNAに刻み込まれたエチケット情報。

ネコは、大したしつけなんぞしなくても、トイレのマナーがなっております。用を足し終えたら、便座の蓋を閉める要領で砂をかけ、手を洗う感じで、壁に前足をゴシゴシとこすり付ける。ちゃんとしています。

多頭飼いの場合は、複数のトイレを用意すべき、とも聞きますが、ウチは全然大丈夫。楽ちんです。たまに、二人並んで用を足していたり。

生物学的には、自分の匂いをどうこう、ナワバリがどうこう、という感じに分析されるのでしょうが、ここはひとつ、「猫という生き物は、DNAにエチケット情報が刻み込まれている」と説くのがロマンがあって良いなぁ、と思います。

とか。砂の飛び散ったトイレの周りを掃除しながら考察してみたり。
砂の入れ替えまで、自分たちで出来るように進化することは可能でしょうか。

トイレの現場写真でも良かったのですが、さすがにねこたちのプライバシーも考慮して、穏やかな感じの写真を。


Feb 20, 2015

音楽的ではない、倍音のはなし。

米子のライブにお越し頂いた皆さんには、MCでお伝えしました。ライブ後のサックス吹きにかける、ねぎらいの言葉について。です。

「おつかれさまでした!なんか、倍音いっぱい鳴っていて、音が超太かったっす!」

これで、万事オーケーです。多くのサックス吹きは上機嫌間違いなしです。
はて、倍音?...大丈夫。
意味なんか知らなくったって大丈夫。このひとことで、場合によっては一杯くらい奢ってもらえるかも知れません。

注意したいのは、カセットコンロスの場合。
全部端折って、「アンドウさん、今日も太かったっす!」と声を掛けてしまうと、「今から行って開いている定食屋はあるか?お前も行くか?すぐ、案内しろ。」と、食事の話題になってしまいがちです。


Feb 15, 2015

大阪。

シーナさんが亡くなったというニュースのせいかもしれない。

二日間を反芻しつつ、結局のところ、カリプソだなんだと言う以上に、ライブであり、バンドでありたいんだよなぁ。というようなことを、移動中のクルマの中で考えていたのです。

今夜もガッツリと2ステージ。細かいことはともかく、がむしゃらにやりたいなぁ、と。なんも言わずとも付き合ってくれるのが、僕らの大阪のホーム、cinematik saloon。そして、オーナー安田氏です。

痛快に気持ちよく演奏させていただきました。ありがとう。ありがとう。

帰路の朝焼けちょっと前の景色がきれいでした。

Feb 14, 2015

米子。

静岡から中国道の加西サービスエリアまで辿り着いて、これより先は雪でタイヤ規制があったりしたので、ここで仮眠。一応、チェーンも積んでいるし、起きてから考えよう。

昼くらいに目を覚ましたら快晴で、規制も解除されていて、ヨカッタヨカッタよ。ご機嫌なドライブ再開であります。

順調に到着して、ホテルに早めにチェックインさせてもらって、また寝る。そのまえに、コンビニ。コンロスはコンビニが大好き。ですが、ホテルの近くには見当たらず、やむなく通りがかりにあったスーパー「やよい」の地下食品売り場で手を打つことにしました。が、ここが凄かった。ハンバーグと鯖が入った弁当が190円、ポテトサラダ100円、シュークリーム6個入り80円…。どうなっているのだ、米子は。価格崩壊しています。気分は高まるばかり。なんか余計なものを沢山買い込んでホテルに戻りました。




少し眠ったあと、会場のトリスキールへと向かいます。会場では、お店のジンさんや、今回コンロスを呼んでくれた北川くんはじめ、フリーダムサウンズの方々が丁寧に出迎えてくれました。とても感じが良い。

ライブもお客さん皆さん熱烈歓迎の盛り上がりで、DJでも沢山カリプソかけてくれて。ありがとう。ありがとう。島根から来ていたポルカドットパズルのモリー氏も、しゃべりまくりで盛り上がってたなぁ。全てが最高でした。

これまた再び訪れたい街、お店です。

写真は、撃沈してしまったフリーダムサウンズのお二人。彼らが、楽しかった夜を覚えていてくれることを切に願います。ありがとう。お疲れさま。



ケーキまで用意してくれて、本当に感じ良い奴らだったのですよ。こうなるまでは。




Feb 13, 2015

静岡。

カセットコンロスのプチツアー、各地でお世話になった皆さん、お越しいただいた皆さん、ありがとう。ありがとう。

初日は静岡のフリーキーショー。コンロスでは初めての出演だったけど、オーナーのトシさん、耳も勘も鋭いのだろうな。ゴツい音に仕立ててもらえて嬉しかった。いつもお世話になるピンパーズパラダイスがすぐ近所で、名ドラマー、中村あきらくんがライブをやっていて、行ったり来たり。楽しい再会。マクワウリヒルビリーズのユッコにとてもお世話になりました。感謝。また訪れたいお店です。

静岡といえば、ハンバーグの銘店さわやか。ですが、撤収の都合で間に合わず、さわやかの向かいにあった、かつ屋へ。おろしカツ定食を注文し終えたタイミングで43歳の誕生日を迎えました。ありがとう。ありがとう。

大津の和田実家に泊まって翌朝米子へ、という計画だったけれど、雪が降り始めて実家に向かう山道が凍結していたので、直接中国道で行けるとこまで走ることに。

「パエリアとビーフシチューを沢山作ってあったのに!」と。母からのクレームの電話に平謝りです。すみません。すみません。




Feb 12, 2015

マルちゃん。

 近所のマルちゃんが、バースデープレゼントを持って遊びに来てくれた。マルちゃんこと、井上丸氏は、MODERN RECORDSというウェブショップをやっていて、ちょくちょく遊んでいる友人です。

 そもそもの出会いは、僕がとあるレコードを探していて、インターネットで行きついたのがMODERN RECORDSだったのですが、所在地を調べたら物凄い近所で。「送料が勿体ないので、受け取りに伺っても良いですか?」と、メールしたところ、「近所なので、お届けします。」と言ってくれて、レコードを届けにきてくれたのがはじまり。
なんか軽薄な感じの、いや、優しい目をした人懐っこい男がウチにやってきたのですが。なんと、十数年前に僕がバイトしていたレコード屋によく来てくれていた、MODSイベントでDJやってたひとでした。一度イベントに遊びに行かせてもらったこともあった。そんなこんな。なんだか偶然の再会が嬉しくて、ことあるごとに呼び出しては、遊んでもらっています。

 今日も色々、くだらない話題から、コアな音楽ばなしまで。色々な情報交換したり。教わることも多くて楽しいです。なにより、人柄が素晴らしい。そして、なぜか非常に小鳥を愛している、そんなライフスタイルもまた信用できるのだなぁ。

Feb 8, 2015

う、う、梅津さんっ!

貴重な体験でした。

高校生の頃、レンタルレコード屋で借りてカセットテープに録音したRCサクセションの『Tears Of A Clown』ばかりを聴いていた頃があったのですが、そんな気分を思い出していたのです。

辻コースケに誘ってもらって、元住吉パワーズ2にて、DJと弾き語りとセッションと。来てくれた皆さん、ありがとう。ありがとう。

佐野篤さん、ナスノミツルさん、梅津和時さんと、大先輩かたがたを前に一人で歌ってキンチョーしましたが、幸せな時間でした。後半2曲は、辻、アンディにも手伝ってもらって。心強いなぁ。感謝。

辻くん+ナスノミツルさん+アンディのインプロも新鮮だった。未知の世界に果敢に挑む感じね。手に汗握り観させてもらいました。楽しかった。

そして、佐野さんと梅津さん。深いし、広いし。一音で空気が変わる瞬間であります。なんだか、自分が米粒に思えて来た夜でした。

良い機会を与えてくれた辻コースケ、直樹氏、パワーズ2に感謝。
精進します。

写真は、最後のセッション。背景と完全に一体化して気配を消したワダマンボです。

Feb 5, 2015

My Intention Is War


最近、こればかり聴いている。アナログ盤でリリースされた戦前カリプソ集『My Intention Is War』。
本当に素晴らしいです。歌モノも、器楽曲も、本当に美しいメロディばかり。

カリプソ初期の名作曲家でピアニストの、ライオネル・ベラスコの曲がいくつか収録されています。ベラスコはカリプソ曲以外にも、ヴェネズエラ的な三拍子の曲を沢山残していて、それらのメロディが尋常じゃなく美しい。
南米的なワルツで多くみられる定型が、Aメロ2回、Bメロ2回、Cメロ2回 という構成。これを2周くらいやって終わりというパターンが多いのですが、各メロディを管楽器とピアノが交互に奏でるだけの、ごくシンプルな仕組み。大層なアレンジもソロまわしもないけれど、 それでも何度も聴きたくなる感じ。すなわち、メロディの強靭さであります。装飾なんて、なんもいらない。

こんなメロディが書けたら幸せだろうなぁ、と噛みしめながら、またレコードに針を落とすのでした。

Bob White という曲。



ビング・クロスビーの歌う "Bob White"という曲、聴いたことあるなぁ、と思っていたら、戦前カリプソニアン、デューク・オブ・アイアンが歌っているものを耳にしていたのだった。

もちろん、デューク・オブ・アイアンがカヴァーしたのですが、こういうポピュラー・ヴォーカルというか、王道の歌モノに関して全く知識の足りない自分を思い知らされまする。 長らく、ブラックミュージックとその周辺、という括りでしか音楽を聴いてこなかったので、このテの歌は、ザッツ・エンターティメントな印象で、どうしても後回しになっていました。ナット・キング・コールにしても、トリオ編成の時代の音は頻繁に聴きますが、ビッグバンドやオーケストラをバックにしたのは、年に一度くらいしか針を落とさないもんな。

マイティ・スパロウの "Under My Skin"もしかり。恐らくはフランク・シナトラの歌ったものを聴いてスパロウが取り上げたのだと推測しますが、そういう、芸能の頂点への憧れ、みたいなものを想像して聴くのもまた楽しいです。

デューク・オブ・アイアンの歌う "Bob White"も、ぜひ探してみてください。超楽しいから。ユーチューブとかになかったら、CDでもレコードでも買って聴くと良いと思います。

Feb 4, 2015

ネコの写真でも。

心乱す画像は決して見ないように。

人間はダメだ。
ネコの写真でも眺めなさい。


慈しみ合うのです。
ネコでもできる。人間にも、きっとできる。


平和。




Feb 1, 2015

最悪の気分の朝だった。

 特攻隊も、自爆テロも、愛するもののため、信念のためである、と描かれれば、美しく尊い行為になってしまう。空爆で失われた命も、処刑と称し惨殺された命も、等しく、罪なく奪われてしまった命であるということも忘れてはならない。

 銃やナイフを手にした、狂っているとしか思えない奴らも、そのきっかけは身近なひとを奪われた怒りなのかも知れないのだ。

 負の感情は利用されます。知らず知らずに。人々の悲しみ、憎しみ、怒りは、復讐へと導かれる。そして繰り返される。気をつけて踏みとどまらないと。

 金や、地位や、名誉の為に。操る人間にとっては、身近じゃない命なんて、恐らくはなんとも思っていないのだから。

 僕らだって、ほんの数週間まえまで、遠い異国のことだと思っていたじゃないか。